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昔の記事を読み返すと… 

2010年02月13日 ()

 Diesのレビューあげました。旧版と比較してあーだこーだ言っています。興味のある方はどうぞ。

 ・Dies irae -Acta est Fabula- レビュー ~永劫回帰の終焉~


 それで、このレビューを書く前、旧版のDiesのレビューを参考にということで読み返していたのですが、2年前の自分が若いなぁと感じました。なんというか勢いがある。だけど、今読み返すと直したいところだらけになっています>昔のレビュー。レビューとか凝った記事はだいたい書き上げた後に一晩寝かせてそれからもう一度読み直しておかしなとこがないかチェックスするんですけど、それでも何年か経って読み直すとまだおかしなところが残っていたりするものですね。Diesの旧版のレビューも何カ所か直したいところがあるのですが、2年前の自分はああ考えたということで、このまま直さずにおいておきます。
 ちなみにいつもレビューにくっついているこの前置きみたいなエントリはレビュー公開の直前に書いています。なのでレビューと比べるとかなり適当。いわゆる、レビューで使えない/単独記事にするには弱いネタを消化するためのエントリです。
 前にもこんな文章書いたような気がするけど、最近こんな感じのデジャブが多いのはきっとDiesのせい。


 そういやこのDies完全版、私は旧版購入者ということで無料のアップデートパッチをインストールしてゲームをやろうとしたのですが、アクティベーションの認証画面が開かずゲームが起動できないという謎の自体に陥りました。何度インストールをやり直しても無理で、こうなったら製品版を買うまで考えたのですが、試しに他のPCにインストールしてみたら、何故か認証画面が開いてIDを打ち込んだら起動することができました。そんなこんなで、メインのデスクトップPCではなく、サブのネットブックでプレイするというレアな状況に。それでネットブックでちまちま40時間ほどやってみたのですが、こういうバトルものに関してはある程度画面がでかい方がいいですね。解像度が1024×600というのはノベルゲーをやる分には縦幅がきつい。


 それとそう、白本と黒本が読みたいです。初回特典についているやつ。用語辞典とかキャラクター戦闘パラメータとかかなり楽しそう。自分はほんとこういう中二心を掻き立てる系の作品に弱い。 
 でもそのためにゲームをまた買うというのはお財布的にしんどい。白本だけ別売してくれないかなぁ。


 次回は…星メモEHの話をするか、長い間スルーし続けているあのゲームのレビューを公開するかの2択の予定。
 なるべく早くあげたいところ。
 

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[2010.02.13(Sat) 23:41] Dies iraeTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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Dies irae -Acta est Fabula- レビュー ~永劫回帰の終焉~ 

2010年02月13日 ()



Dies irae ~Acta est Fabula~ 完全版初回版
タイトル    Dies irae -Acta est Fabula-
メーカー   light
発売日    2009年12月25日
シナリオ   正田崇
原画       Gユウスケ
音楽      与猶啓至
プレイ時期  2010年1月
プレイ時間  約40時間
評点      84







 
◆『Dies irae -Also Sprach Zarathustra-(旧版)』


 2007年12月に発売され、“未完成”と謳われた『Dies irae -Also Sprach Zarathustra- (旧版)』
 当時予約までしてゲームの発売を楽しみにしていた私。発売当日に未完成という情報を耳にするもやってみた結果、それなりにおもしろいけどいろいろ不満も残る作品でした。不満点としては後半の戦闘シーンが盛り上がらないことやメインヒロインが空気なこと、各種設定や伏線が回収されていないことなどいろいろありましたが、一番の不満は作品の根幹を成す永劫回帰思想が作品構造と矛盾していることでした。
 そのあたりは旧版のレビューの方に詳しく書いています。(参考:Dies irae -Also sprach Zarathustra- レビュー ~永劫回帰の矛盾~



◆『Dies irae -Act est Fabula-(完全版)』


 それから2年後…
 この2007年版に収録されていた2つのルートをリメイクし、新たに2つのルートを加えた本作『Dies irae -Act est Fabula-(完全版)』が発売されました。先ほどの不満点が解消されることを願ってプレイした私。旧版をリメイクしただけあって、戦闘シーンやストーリーの流れもよくなり、影の薄かったメインヒロインを始めとして登場人物の動機付けなんかもしっかりされていて、そして新たに2つのルートを追加したことによって旧版では語られなかった設定や伏線が回収できていました。ただルートやシーンを追加したことでボリュームがすごいことになり、全部プレイするのが大変でした。もう少し戦闘シーンを絞るなどしてコンパクトにシナリオをまとめられていたらやりやすかったです。
 このように本作は旧版に比べて良くなっていて“さすが完全版”と思わせる出来で、あとは旧版で最も気になっていた永劫回帰の問題を残すのみ。以下、永劫回帰の詳細について述べていきます。



 以下ネタバレ注意
続きを読む↓



◆永劫回帰の矛盾と終焉


 そもそも先ほどから述べてる永劫回帰の矛盾とは何かというと…
 

 旧版のレビューより抜粋

 本作の主題は“永劫回帰”。そしてそこから生じる“既知感(デジャヴ)”とその“脱却”である。

 ここでの永劫回帰とは“一回性の連続”。すなわち、一度あったことが寸分違わず、もう一度、さらにもう一度、と無限に繰り返される時間観のことである。永劫回帰からの脱却については何ら問題はない。作中ではツァラトゥストラとラインハルトによってメルクリウスの策略通りに永劫回帰からの脱却を謀ることができた。
 だが、“永劫回帰”及び“既知感”については作中で自ら否定している部分があり矛盾が生じている。それは選択肢による未来の変化、すなわち、ルート分岐である。先ほども述べたように、本来永劫回帰の思想では物事が異なる事象を辿ることはない。ただ同じ時が繰り返されるのだ。もし、この作品がメインルート(マリィルート)のみの一本道であったら何ら問題はない。しかし、選択肢によって分岐されるサブルート(香澄ルート)の存在によって、この永劫回帰に綻びが生じる。



 要約すると、“同じことが繰り返されるはずの永劫回帰的世界観で大規模なルート分岐が起こるのはおかしい。永劫回帰ならば一本道もしくはループ構造にするべきなのでは?”って話です。

 旧版ではこのような問題があり、この完全版でもこの部分が曖昧なまま終わるのかと思っていましたが、最終ルート最終章のメルクリウスの独白によってついにDies iraeにおける永劫回帰構造が明かされました。
 それによると本作における永劫回帰とは、メルクリウスの“流出”によって生じた世界観であり、メルクリウス自身の望む結末を迎えるまで何度も何度も回帰を繰り返すというものでした。この回帰を終わらせるためには他の人物による“流出”が必要であり、本編ではマリィの“流出”で新たな世界観が構築されていました。そういう構造だと永劫回帰というよりループと言った方がしっくりきますね。寸分違わずというよりは主人公やメルクリウスの行動により分岐が起こる世界観であると。したがって本作の4つのルートのうち、香澄・蛍のルートはメルクリウスの回帰の途中であり、マリィ・玲愛ルートはそれぞれ過程・結末が異なる形で回帰の終焉を迎えるルートということでした。つまり、本作はメルクリウスによるメルクリウスのための物語であり、主人公や黒円卓の面々はメルクリウスの劇を演じる役者であると。バトルオペラADVとはつまりそういうことなのではないかと思います。
 この構造が明かされた時がDiesをやってて一番感動したところです。この結末に辿り着くために何度もDiesをプレイした甲斐がありました。

 しかし、本作が藤井蓮(主人公)の物語というよりもメルクリウスの物語だったということを考えると、メルクリウスが選択肢を選んでルートを分岐させるべきだったのではないでしょうか(もしくはメルクリウスが行動を起こして蓮の選択肢に影響を与えるような…)。主人公ともう一人、歌劇の立役者であるメルクリウスをもっと主役に据える構成にしても良かったのではないかと。いや、ここは“藤井蓮=メルクリウスの聖遺物”だから、“メルクリウスの聖遺物の物語=メルクリウスの物語”と考えるべき?



◆総評


 『Dies irae -Act est Fabula-(完全版)』、2007年版に比べて格段に出来は向上し、矛盾があった永劫回帰についても新たな解釈が加えられ…なんとか納得のいくものとなっていました。私が2年間待ち、60時間を超える時間を注いだDiesの永劫回帰の詳細がようやっと明かされました。

 “これこそが永劫を永劫倍繰り返してまで辿り着きたかったDiesの終焉”
 “この時だけを夢見ていた”

 これでようやく私もゲットー(Diesの永劫回帰の矛盾)から脱却して、新たなLight作品をプレイすることができそうです。






 でも…でも…できることなら、何度も回帰(旧版をプレイ)することなく、一番はじめにこの結末(完全版)に辿り着きたかった…。既知感がなく、未知しかない新鮮な気持ちでこの作品をプレイすることができたのならより楽しめたであろうに…

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[2010.02.13(Sat) 23:28] Dies iraeTrackback(0) | Comments(1) 見る▼
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COMMENT

マリィルート by 通りすがり
確かマリィルートも何千年過後に他のやつが流出して、その後メリクリウスの手で再びリセットされたんでしたよね?

Diesiraeの結末って先輩END以外無いらしいです。

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Dies iraeついに復活の時が! 

2009年04月26日 ()
 
 2007年末、エロゲ界を大きく騒がしたDies iraeですが、ついに修正版第一弾の発売が決定しました。

 ・Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft- (light HPより)

 修正版の発売に際してホームページが新しくできていました。
 そのホームページによると、どうやら香澄・マリィルートの追加修正版が7月に出るようです。
 製品版を購入していたユーザーは無償で追加パッチをダウンロードようで…。

 思えば、このDies iraeも、発売前に『これは神ゲーになる』と思っていたのも今では良い思い出。 
 いろいろあって残念ながら『神ゲー』とはなりませんでしたが、それでも結構好きな作品です。
 
 今回、修正版(完全版)を出すにあたって一番気になることは、以前レビューでも指摘した”永劫回帰の矛盾”に対して、ライターの正田崇がどう折り合いをつけるかということ。単純にルートを増やすだけではなく、この矛盾を解決して物語としての完成度をどうやって高めるかに期待。前回は助っ人として他のシナリオライターが執筆したそうですが、今度は正田が1人で全部書くようなので期待できます(過度な期待は禁物ですが)。

 ブランドの代表の方の ”『Dies irae』その後の開発状況につきまして” によると…

最初の修正版の公開(リリース)は夏までを目処に行わせて頂く予定です。

以後のリリース方法ですが、
1)「香純、マリィルートの追加修正パッチ」ならびに修正済みパッケージ
2)「螢、玲愛ルートによる追加パッケージ」
3)「全ルート統合パッケージ」
の順に予定しております。
確定または変更がある場合は、その都度またご報告させて頂きます。


となっているので、1)の香澄、マリィルート追加修正パッチが出てからやるか、それとも3)の全ルート統合パッケージが出てからやるか、悩ましいところ。またもう少し情報が出てから考えましょうか。


 サブタイトルが die Wiederkunft(復帰・復活)という意味合いを持つ本作、発売が今から楽しみです。



 参考: Dies irae -Also sprach Zarathustra- レビュー ~永劫回帰の矛盾~
    : 2007年発売予定ノベルゲー期待作紹介「Dies irae -Also sprach Zarathustra」
    : Dies irae騒動 (Dies irae wiki より)

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[2009.04.26(Sun) 05:25] Dies iraeTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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Dies irae 問題 light による公式見解 

2007年12月28日 ()
先日からこのブログで紹介している「Dies irae」ですが light による公式見解がホームページ上に掲載されていました。

・light ホームページ


簡単にまとめるとこんな感じでしょうか



企画段階では1ルートの予定だったのを、途中からヒロイン毎の個別ルートを増設することに。



しかし、製作が間に合わず、中途半端な形で発売。



その出来に、ユーザーから大きな反発を受ける。



その対応として、螢、玲愛などのルートを新たに製作し完全版として出すことに…




やはりもともとはルート分岐なしで製作していたのですね。
レビューでもふれたようにそうでないと永劫回帰に矛盾しますからね。

それでも、各ヒロインの個別ルートがあった方がいいと判断したのですか。
どうせ開発が間に合わないのなら、当初のように1ルートでいけば良かったものを…

私としては、先輩やら螢のルートを増やすよりもマリィルートだけ完璧なものにした方がいいとは思うのですが…
まあ、ルートを追加するというのならのならそれはそれで仕方ないかもしれません。

でも、完全版を出すのなら、単純にルートを付け足すだけではなく、今以上のクオリティで現状のシナリオもリメイクして欲しいです。
マリィルートもそうですが、特に香澄ルートは完全に作り直して欲しいですね。
もちろん、シナリオは全て正田さんが書くということで。


いつになってもいいので、今度こそはスタッフが本当に満足のいく作品を作り直して欲しいですね。
完全版が発売したら、絶対買いますから。


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[2007.12.28(Fri) 01:44] Dies iraeTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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でぃえす いれ れびゅーの補足 

2007年12月26日 ()
Dies irae -Also sprach Zarathustra-のレビューをあげました。


今回は、いつものレビュースタンスから大きく変更しています。
シナリオ・グラフィック・サウンド…と分けずに全部ひとくくりにしています。
まあ、今回はあんまりシナリオやグラフィックについて語りたい気分ではなかったんですよ。(ちょっとだけ永劫回帰についてふれてはいますが)
前々から思っていたのですが、あまり各分野で語ることがない場合、一つに統一してもいいかなと思って。

本当はこうした作品にはあまり点数をつけたくないのですが、Dies irae に限らず一部分が不十分な作品はいくらでもあるので、一応そえておきました。


続きを読む↓

それにしても
惜しいなぁ…
もったいない…
十分におもしろかったのですが……

期待をかけすぎたのですかね。
ついにFateに匹敵するような作品が出るかもしれないと、世界設定と体験版の時点で舞い上がってしまったのが良くなかったのか…

思えば、月姫、Fateが私をノベルゲー(シナリオゲー)の道に引きずりこんだ張本人。
Fateをやって以来あれを超えるものはないかといろいろ探したものの…
いろいろやりましたよ。

・あやかしびと
・Nitro+作品いろいろ
・モエかん
・Paradise lost
…etc

とね。どれもおもしろかったですよ。
でも、私の中であれを超える程の出来のゲームは同ジャンルでは見つけられず…


こっから先、このレベルの作品なんて発売される予定は今のところないし…
ちょっと昔にやったゲームだからって美化されてるだけなのでしょうか
当時はそれほど数もこなしてなかったし。
そういうものなんですかね。
何かいい作品はないものでしょうか?



ちょっと愚痴っぽい感じになってすみません。


それでは、まだ見ぬ名作に出会えることを願って――

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[2007.12.26(Wed) 09:02] Dies iraeTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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Dies irae -Also sprach Zarathustra- レビュー ~永劫回帰の矛盾~ 

2007年12月26日 ()
 

Dies irae -Also sprach Zarathustra- 初回版タイトル    Dies irae -Also sprach Zarathustra-
メーカー   light
発売日    2007年12月21日
シナリオ   正田崇
原画       Gユウスケ
音楽      与猶啓至
プレイ時期  2007年12月
プレイ時間  約20時間
評点      82



以下ネタバレ注意
続きを読む↓

 
 
『PARADISE LOST の正田崇がおくるlight史上最大の大作』 …であるはずが惜しくも完成度の低い状態で発売されてしまった不遇の作品。もし完全な状態で発売されていたら……とこれほどまでに思う作品もなかなかないのではないだろうか。


作品の元となる設定・世界観構築やグラフィック・サウンド等の演出、システム環境どれも良く出来ている。聖槍十三騎士団や聖遺物、永劫回帰などの設定は私も好きで好きでたまらない。GユウスケによるキャラクターのデザインやCGの彩色も良い。さらにそれらを盛り立てるBGMやムービーを用いての演出も。総じてクオリティのレベルは高い。

それだけの素材はそろっていたはずである。だが出来上がったものは…

企画当初の構想から大きく変わり、大幅な構成の変更が行われたであろうシナリオ。そこには本来入れられる予定だった氷室玲愛及び櫻井螢のルートは見る影もなく全てカットされてしまっている。
一応完結はしているが、不十分な完成度で発売してしまった。これがこの作品一番の失態である。


ならどうすれば良かったのだろうか?
そう、単純に先輩や螢のルートがあったならば多くの人は満足していたであろうか。
かくいう私も先輩ルートはちょっと欲しかったところではある。

だが、本作を通じて一つ考えたことがある。そもそもこの作品にはルート分岐(選択肢)すら必要なかったのではないかと。

本作の主題は“永劫回帰”。そしてそこから生じる“既知感(デジャヴ)”とその“脱却”である。

ここでの永劫回帰とは“一回性の連続”。すなわち、一度あったことが寸分違わず、もう一度、さらにもう一度、と無限に繰り返される時間観のことである。永劫回帰からの脱却については何ら問題はない。作中ではツァラトゥストラとラインハルトによってメルクリウスの策略通りに永劫回帰からの脱却を謀ることができた。
だが、「永劫回帰」及び「既知感」については作中で自ら否定している部分があり矛盾が生じている。それは選択肢による未来の変化、すなわち、ルート分岐である。先ほども述べたように、本来永劫回帰の思想では物事が異なる事象を辿ることはない。ただ同じ時が繰り返されるのだ。もし、この作品がメインルート(マリィルート)のみの一本道であったら何ら問題はない。しかし、選択肢によって分岐されるサブルート(香澄ルート)の存在によって、この永劫回帰に綻びが生じる。サブルートにおいて最後、エリーが
 「あったじゃんこれも。あんたが相打ちになるのだって、デジャヴのうちだよ……」
と言ったことからも、この世界は多分岐世界となっている。記憶ではなく既知感を受け継いだ人物によるループものに近いものなっているのではないかと考えられる。したがって、永劫回帰に矛盾が生じている。

先輩ルート及び螢ルートの不備が悔やまれている本作ではあるが、この不整合性を回避するためにもむしろ香澄ルートも排除してマリィルートのみの一本道とした方が良かったのではないだろうか?

通常の複数分岐の構成の場合、異なる選択肢を選ぶことによる違った視点での物語の展開、異なるヒロインとの個別、そして複数の未来(エンディング)の提示と様々な利点がある。永劫回帰の矛盾には目を瞑らなければならないが、そうした場合の方が作品としては成功したであろう。
しかし、現にそれは失敗している。無理だったのだ。
私は、Dies irae において、マリィルートはメインルートということもあってか良く出来ていると思っている。このルート単体の評価はかなり高い。最低このクオリティで全編作られていたのならと思うところもある。

しかし、残念ながら香澄ルートはあまり良い出来とは言えない。先程も言ったが、「永劫回帰」の矛盾性、さらに香澄ルートでは、スワスチカが8つ揃わないと幹部は出てこれないとなっているのにマリィルートでは8つそろう前にあっさり出て来ていたりする設定の矛盾もある。これはおそらく複数ライターによる弊害であろう。それを証明するようにスタッフロールでは7人の名前があった。おそらく正田崇がマリィルート。中島聖(R.U.R.U.R、Imitation Lover)が香澄ルート、スクリプトや細かい修正を上野健太郎(スクリプトも兼任)、そしてルサルカルートやエロシーンなどちょっとした手伝いに残りの4人がかりだされたのであろう。

そもそも、全ルート(ここでは製品版に先輩・螢を足した4ルート)を期限内に製作することが困難であったのならば、もっと延期をするなりすればよかったのではないか。度重なる発売延期を止めようと無理やり発売したのであろうが、これでOKを出したディレクターの正田崇自身に責任があるだろう。もしかしたら何かしら表に出せない事情がメーカー側にあったのかもしれないが。せっかく正田崇自身が好きに作品を作れる地位にあったのだから、妥協せずにもっと完璧なものを作ればよかったのではないか?


以上より、Dies irae はルート分岐のない一本道の作品にすべきだったと考える。それだと確かに個々のヒロインとのエンディングを用意することは難しい。しかし一つのルートに力をかけれる分、複数ライターではなく全て正田崇がシナリオを書けるだろうし、短期間で完成度も格段に上がったのではないだろうか。ゆえにマリィルートのみを充実させて、もっと個々の人物のをうまく掘り下げていって、戦闘シーンを盛り上げていったら良かったのではないかと思う。



少し酷評しているが、これでも並の作品よりは遥かにおもしろいのは事実。だがもっと高みを目指せたのではないかと思ってしまうのもまた事実。

過去にもこうした不遇の作品はいくつかあった。それは、会社の経営上どうしても出さなければならないということが業界では多い。

例えば、ケロQの「モエかん」

これはヒロインの一人、主人公の秘書・霧島のルートが途中で無理やり終わらされてしまっている。
けれど、ケロQは「モエかん」のファンディスク「モエカす」において見事霧島ルートの補完を果たした。

おそらく「Dies irae」もそこそこ売れて資金も貯まったはずである。だからこそ先述のモエかんのようにリメイクしてもう一度出して欲しい。
幸いにもlightにはAS(Another Story)というシステムもある。もし可能であるならばホームページで公式ASとして修正版を発表するのもいいだろう。それだと制作費が回収できないのであれば、lightお得意の完全版商法で完全版でもいいので、もう一度売り出してもいい。



lightが再びこの「Dies irae」製作してくれることを切に願う。
このような形でこの作品を留めておくのはもったいなさすぎる。


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[2007.12.26(Wed) 08:10] Dies iraeTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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Dies irae 終了 

2007年12月24日 ()
Dies irae 終わりました。
最近の私にしては珍しくたった2日でコンプ。
一気に20時間を駆け抜けていきました。

それで、内容の方は普通におもしろかったです。それはもう一気にやってしまうくらいに。
香澄ルートはともかくマリィルートは良く出来ていました。
話の落ちもついていたし、エピローグもいいものでした。



ただ、各所で言われていたとおり、

未完成だとか先輩ルートがないとか、いろいろありましたが、作品としての体裁は一応保てていたので可。
まあ、未完成とかルートがないとかエロゲーではよくあることなので、もういまさらそんなに怒ったりはしませんが…

まさかDies iraeがそうなるとは…
よりにもよってこの作品が…

もしこれが他の作品だったら、それほど気にしたりはしないのですが…

light にゲットーを破壊することはできなかったのですね。



続きはレビューで

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[2007.12.24(Mon) 23:11] Dies iraeTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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Dies irae 開始 

2007年12月22日 ()
Dies irae -Also sprach Zarathustra- 買ってきました。
現在インストール中。

このDies irae もうすでに様々な情報がとびかっていますが…
たとえ未完成であることがわかっていたとしても、そのくらいでは…
そのくらいでは…
そのくらいではひるまない。
そんなことは今まで何度もあったはず。

でもやっぱり不安です。
こんなことなら昨日サボって何も知らずにやってしまえばよかったと今更ながらに後悔。

うじうじしてても仕方ないので、とりあえずやってみます。
たとえ先輩ルートがなかったとしても…

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[2007.12.22(Sat) 21:13] Dies iraeTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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2007年発売予定ノベルゲー期待作紹介「Dies irae -Also sprach Zarathustra」 

2007年09月29日 ()
 
今日は今月(9月)発売のゲームについて話をしようと思ったのですが、今月は本当に何も出ないので、来月以降発売予定のゲームの話をします。

今回は一番の期待作「Dies irae -Also sprach Zarathustra」についてです。
他の作品については次回にまとめて。





Dies irae -Also sprach Zarathustra- 初回版タイトル  Dies irae -Also sprach Zarathustra-
メーカー light
シナリオ 正田崇
原画     Gユウスケ
音楽    与猶 啓至
ジャンル 学園伝奇バトルオペラADV
発売日  2007年11月16日 (予定)
期待度  95



私の中で2007年一番の期待作。
2007年と言わず、企画が正式発表されているゲームの中でも一番の期待作。
paradise lostの正田崇がシナリオを担当するということで企画当初からずっと追っている作品。
light のホームページで作品設定を見たその時からかなりおもしろそうな気配が漂っていたのでチェックしていました。
その後、昨年の夏コミのデモムービーを見て、期待がさらに高まり、
冬コミの無料配布の体験版Ver.1をやって、作品の出来を確信して購入を決意し、
Dream Partyの時のデモムービーを見て、オープニングムービーに期待し、
たまに更新されるキャラクター紹介やBefore Storyを読んで、予備知識を蓄えつつ、
これまで過ごしてきました。

まあ、私はこういう設定の話がたまらなく好きなのです。
そもそもに伝奇モノが好きで、学園伝奇とか学園異能になるとさらに好きになるので。
もともと月姫やFateのような作品がすごく好きなので。


そして先日、体験版のVer.2 が公開されたので、さっそくやってみました。

体験版Ver.2 には体験版Ver.1(1章&2章)の続きとなる3章が収録。
去年の冬コミで配布された体験版をやったのが今年の正月。
前回の体験版が出てから次のものが出るまでだいぶ間が空いて少々忘れている部分もありましたが、内容の方は変わらず、すごくおもしろかったです。

これはもう本当にたまらない。
ストーリーがいいとかそんなことは遥かに超越して好き。
凝った言い回しやら奥深い設定もいい。
書いてる今も興奮が止みません。
続きが読みたくて読みたくて…
もう待ち遠しい限りです。


そして、同時に公開されたオープニングムービー。

こちらはこちらでかなりかっこいい。
いや、もう最高。
何回も繰り返して見ています。


この体験版とムービーで作品に対する期待がさらに高まりました。
体験版をプレイした限りでは、シナリオや設定も良く、グラフィックや演出関係も良くできていて、システムも問題なく、名作の予感がします。


そういえば、Dies irae も当初は2006年冬発売予定だったものの、あれからだいぶ延びてしまいました。
今のところ、11月16日発売予定ですが、もう多少の延期はいくらしてもいいのでその分文句のつけようのないクオリティで出して欲しいですね。
あわよくば、Fateレベルの名作となることを願って…

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[2007.09.29(Sat) 23:39] Dies iraeTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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