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Hyper→Highspeed→Genius レビュー ~馬鹿な、この俺が恋だと!~ 

2011年09月22日 ()


Hyper→Highspeed→Genius 初回限定版
 タイトル    Hyper→Highspeed→Genius
 メーカー   ういんどみる
 発売日    2011年6月24日
 シナリオ   サイトウケンジ , 三日堂 , 深山ユーキ
 原画       ミヤスリサ , ユキヲ
 音楽      Elements Garden , 羽鳥風画
 プレイ時期  2011年9月
 プレイ時間  25時間
 評点      82



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・学園異能
・ピカレスク系(アンチヒーロー)主人公
・悪魔との契約

という設定を一目見て、これはやらざるを得ないだろうと決心。
主人公の 「馬鹿な、この俺が恋だと!」 発言を見て我慢できるはずもなく……

それでやってみたところ……

・聖杯による願望達成とディストピア
・やり直し系ループ

自分の好みの要素が加わり、設定だけで満貫。
さらに……

・キャラクターの会話が楽しい
・ヒロイン可愛い
・詩子さんいいよ、詩子さん

ということで倍満確定。いろいろ自分の趣味を狙い撃ち。

あとはこれらの設定を活かしたシナリオで

 三倍満
 役満

と続けばよかったのですが、そこまではいかず……。
シナリオによる加算で役満には届きませんでした。
うーん、惜しかったなぁ。



◆良いとこ取りした企画

 麻雀ネタはこの辺にして、本作『Hyper→Highspeed→Genius(以下HHG)』をやってみて思ったのは、企画ををよく練ったなぁということ。いろんな作品から良いところを引っ張ってきて、合わせこんで作品を作ろうという方針は良い姿勢だと思います。
 ういんどみるはもともと、可愛いキャラクターを出して、主人公を中心としたハーレム空間を形成したらあとは個別に入ってイチャイチャエロエロする、そんな感じのブランドでして……。そういう部分が強い反面、ストーリー面が非常に弱かったのですが、本作はストーリーに絡ませた設定を用意することでストーリー面は今までよりがんばってました。今までのういんどみるの中では一番話がおもしろいかもしれません。企画はしっかりできているので、あとはシナリオライターの腕次第でしょうかね、シナリオをもっとおもしろくするには。


◆可愛いキャラクターと楽しい会話

 企画と合わせて良かったのがキャラクター達。ういんどみるのもともと強い部分は変わらず。HHGはキャラクターの能力をうまく設定して話をつくっていたかなぁと。キャラクター達のやり取りが楽しいのはいいことです。各学園の三人組プラス主人公・光理の組み合わせはどれもうまくはまっていたと思います。三人組の性格がうまいことバランス取れていました。


◆主人公の高速思考能力と選択肢

 この時はきっと光速思考状態

 究極の2択。本編中の選択肢では一番

 主人公の能力である高速思考を選択肢演出に使うアイディアはうまかったですねー。
 HHGは選択肢をかなり演出機能的に使えていたと思います。

 それに、高速思考のエフェクトがすばらしい。
 凝ってます。このエフェクト演出だけ他と本気度が全然違います。
 この能力はトリガー設定も、顔を手で覆い、指の隙間から世界を覗き込むことで発動するというカッコつけでいいですね。

 あと、ちょっとした希望を言うと……最終ルートの選択肢でだけ、高の字を光に変えてですね……。


◆各シナリオの主題

 シナリオの主題としては、「能力者(守護者≪ジーニアス≫)と一般人が共存できる世界とはどのようなものか?」というもの。
 各キャラクターがそれぞれの理想とする世界を掲げ、それぞれのルートでその理想世界を構築します。
 各キャラクターの主張とルート毎の概要は以下の表のようになります。

HHG 主張


 皐月学園編、聖ジュライ学園編、水無月学園編、それぞれ主張を掲げ、それを実現するも、その先の未来はどれも絶望的という展開はなかなか良。絶望の未来と希望の過去のどちらかを選択する場面はすばらしい。やり直し系ループもののツボを抑えています。
 で、最終的に皐月学園編に移るわけですが、ここでの主張がどうも理解しにくいのがあとあと残りました。演出で一気にまくし立てるので、プレイ中はあまり気にならないのですが、プレイ後「あれっ?」となります。なんというか、主人公の高速思考≪ハイパーハイスピード≫がシナリオに働いてしまって、あまりの急展開に私の思考が追っつかない感じ。
 これまでの失敗を活かし、3つの主張の全て良いとこ取りをしようとする聖女ノアの主張とは別に、全てを消してしまおうとする主人公の思考がいまいちわかりません。聖女ノアが全て悪いという主人公の思考の過程についていけない。特定の人物によって世界を書き換えてはいけないって話でいいんですかね。
 ということでラストの主張が弱かったのが残念なところ。


◆各ルートの感想

 各聖女候補の主張とは別に、それぞれのヒロインのルートの概要は以下のようになります。主題の方もそうでしたが表にまとめるとなんとなくすごい作品に見えます。

HHG 各ルート概要


 聖女候補達の主張である守護者の在り方がそれぞれのルートに直結しているのは良いところ。ヒロインの能力もうまくかみ合わさっていたりするのも良。主人公の背景設定や守護者の話を持ってきているルートは読んでいてなかなかおもしろいいのですが、そういった話が出てこないサブヒロインルートはちょっとテーマ的に退屈に。聖女を除く女性キャラクター全員のルートを入れるというのはネタ的にしんどかったのかもしれませんね。


 以下、各ルートの感想。話すことがないルートについては省略。


◆皐月学園編 -翆名ルート-

これはまるで……俺が、恋を……
してるみたいじゃないか?
「……馬鹿な。そんなことなんてあるものか」 

明智久司朗         .


 という主人公を最も楽しむことができるのがこの翆名ルート。どのルートでも主人公は恋に落ちるので毎回こんな感じなんですけどね。こんな台詞をもっと言って欲しいですね。
 加えて自分が守護者を偽っていたことがばれた時の主人公の狼狽ぶりを最も楽しむことができるのもこのルート。主人公が見てておもしろい。翆名も可愛いですけど主人公も萌えますよね。

 皐月学園編はヒロイン達の頬を赤く染めていくのが私にはたまらない。シナリオの3割くらいは赤くなっていたんじゃないかと思うほど。特に翆名は始終赤くてすばらしい。もっと翆名とのイチャイチャを。
 そういうわけで実は頬が染まる日常会話的なものが多い皐月学園編が一番好きだったりします。皐月学園編は翆名と詩子の個別のいちゃいちゃも良い感じですしね。
 皐月学園編が好きなのはもうひとつあって。あくまで選挙で意見を主張することによって聖女の座を手に入れたこと。シナリオ展開上、能力ゲームの方が盛り上がるので、能力ゲームも悪くないんですが、あくまで主張をぶつけあって聖女を決定して欲しいなぁと。姫乃ルートもそうですが、あくまで思想と実行する意思で決まって欲しいなぁと。


◆皐月学園編 -詩子ルート-

これはまるで……俺が、恋を……
してるみたいじゃないか?
「……馬鹿な。そんなことなんてあるものか」 

udk         .


 というわけで野望を叶えることなく詩子さんとの恋に落ちてしまったudkさんです。
 この場合の野望って何になるんでしょうね?「萌ゲーなんてつまんねぇよ、シナリオゲーこそが至高」とでもいうキャラだったらいいんでしょうか、udkさんの場合だと。むしろ「エロゲーなんかがおもしろいはずがない」というキャラか?まあ10年くらい前だったら私もそんなキャラだったかもしれません。

 ついストライクなキャラクターが来てしまったので簡単に陥落してしまいました。詩子さんいいよ、詩子さん
 夕暮れの図書室での告白シーンが素敵です、はい。
 キミとボクの物語を手渡す詩子さんが素敵です、はい。

 HHGは他にも可愛いキャラいっぱいいるんですけど、詩子さんが一番だったということで。


◆聖ジュライ学園編 -サクラルート-

……もしも、お姉さまがあの男に
愛想を尽かしたら……
……私にください……

アイリス         .


 本作の中でも屈指の名台詞。アイリスはアイリスルートよりもサクラルートの方が可愛いですね。姉妹丼とか最高ですよね。さすがういんどみるはわかってる。
 しかし、アイリスとサクラとカエデがひとつ違いだという設定が未だに信じられない。3つずつくらい歳が離れてても違和感ないですよね。
 このルートは……主人公が高速思考を重ねることで未来予測にまで到達したシーンがなかなかの見所。数少ない主人公が超頑張るシーンです。この場面ならアイリスさんが思わず「私にください」と言ってしまうのも納得できます。


◆水無月学園編 -姫乃ルート-

私は『聖女』になり、『世界長』になって
未来を作ってみせるわ』

時雨里姫乃     .


 全編通してシナリオが最も良くできているのがこの姫乃ルート。主人公の野望(目指す世界)とヒロインの目指す世界が一致しているのは他のルートにない大きな強み。主人公と姫乃による最終演説は本作最高の演説と言って間違いないでしょう。

 さて、話は変わって……自称頭がいい系の主人公が、「まさか、そんな……馬鹿な……」と裏をかかれるのはいいですよね。この作品は主人公が賢いという設定ですが、それ以上にヒロイン勢が賢いので主人公の「馬鹿な」が大量に見られて私は大変満足です。
 ……と思う私は少数派かなぁ。


◆葉月学園編 -光理ルート-

無限の知識、無限の情報を、無限の時の中で
全て処理する、史上最高の能力への進化――
貴方は、光速思考の守護者≪ハイパーハイスピードジーニアス≫となるのです。

聖女アナ    .


 主人公の高速思考≪ハイパーハイスピード≫を光速思考の守護者≪ハイパーハイスピードジーニアス≫と変化させて読ませるこのセンス、カリスマァァァァッッッックス!!!!!  (←言いたいだけ)

 そういえば、論理回路≪ロジカルダッシュ≫や天目反射≪サードアイ≫、絶望観測≪キャットボックス≫なんかの能力名は誰が考えているんでしょうね。高速思考≪ハイパーハイスピード≫は間違いなく主人公が中二病発症時に名付けたと思うんですけど、他の能力名は誰が考えたんでしょうね。もし自分で能力名を考えるんだったら、この世界の住人はなかなかのセンスを……。もし、能力を分析して名前をつける機関あったとしてもそれはそれで……。


 葉月学園編はようやく光理の話になるわけですが、この光理、かなりの良キャラだと思うんですよ。最強の便利キャラでシナリオライターが好き勝手使えたんだろうなぁとかそういう話は置いておいて……。どこかで見たことがある設定が多いHHGなんですけど、光理だけはHHGが生んだ良キャラだと思うんですよね。光理だけは主人公のヒロインではなくてパートナーって感じが強くて……まあ、始終主人公のそばにいますからね。他のキャラクターより頭みっつくらい飛び抜けている感じ。
 私にもこんな妹……じゃなかった悪魔(聖女)が側にいてくれたらなぁ。


 あ、葉月学園編のシナリオはベタだけど好きです。王道ですよね。






 以上、『Hyper→Highspeed→Genius』の感想でした。
 『Hyper→Highspeed→Genius』設定、キャラクター的には満貫越え、十分楽しませてもらいました。おもしろかったです。でも、「この設定ならもっとシナリオをおもしろくできるよね?」って言ってしまいたくなるのは高望みのしすぎでしょうか。

 それとは別にイチャイチャエロエロなFDなんかも欲しいなぁ。


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[2011.09.22(Thu) 23:52] Hyper→Highspeed→GeniusTrackback(0) | Comments(2) 見る▼
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COMMENT

by 名無し
先日クリアしたので、読ませて頂きました。
いろいろと思考が整理できました。

まぁ、この設定なら面白くできたよね、とか、こじつけやご都合主義が過ぎるんじゃないか ってのもあるんですけど、それを置いておいて高得点をつけられる良作でしたね。

by udk
HHGはいいゲームですよね。
読んでいただきありがとうございます。

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