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エロゲでヒロイン同士のカップリングを気に入ってしまった場合、どうすればいいのだろう? 

2012年01月09日 ()

 ある日、『晴れときどきお天気雨』をプレイしていた時のこと。
 3章で主人公の妹とその友達の話を読んで……


 やばい、 なずな×絢音 のカップリングが神すぎる。

 過去の友達を作った時の不幸な出来事から二度と友達を作らないと心に決めていた「絢音」
 絢音と仲良くなろうとひたすら絡んでいく「なずな」

 なずなと絢音が友達になっていく過程があまりにもツボにはまりすぎて、のたうちまわっていました。
 友達になったあともなずなに煽られて恥ずかしい目にあっている絢音とか、見ていてたまらなかったです。
 「明るく元気な娘」と「クール系の落ち着いた娘」が友達になっていちゃいちゃしてるのは最高!


  晴れときどきお天気雨2011年発売予定!晴れときどきお天気雨2011年発売予定!
         ↑なずな                  ↑絢音


 でも、気づいてしまいました。これはエロゲーなのです。つまり、主人公がなずなと絢音とそれぞれ別に結ばれるルートがこの先あるのです。「なずな×絢音」の関係が個別ルートに入ると「なずな×主人公」「絢音×主人公」となってしまうのです。
 これはエロゲー故の深刻な問題です。これがエロゲーじゃなかったら、二人が特定の人のくっついたりしないのですが……。某リリカルな魔法少女ものとか、某マギカな魔法少女ものは男主人公がいなかったから安心でしたが、エロゲーの場合は……。

 どうしよう……脳内で主人公以外のカップリングが成立してしまった場合どうすれば……。ああ、これはこの先読み進めず、3章で中断してしまった方が良いのか?という考えが頭を過ぎります。





 ……で、結局、全シナリオ読みました。なずなルートも絢音ルートも彼女達は可愛かったし、どのシナリオでも2人は仲良しさんだったので、問題はありませんでした。でも、自分の脳内バイアスが高すぎて3章のなずなと絢音の友達話には敵わなかったのが正直な感想。自分にとって最高のシナリオだった3章で止めておいてもよかったような気もします。



 世の紳士達はこの問題に直面した時、どうやって対処してきたのでしょうね?
 気になるところです(そもそもそんなこと気にするのはお前だけというツッコミはおいておいて


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[2012.01.09(Mon) 22:48] 晴れときどきお天気雨Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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晴れときどきお天気雨 レビュー ~晴れときどき桜の花びら~ 

2011年12月22日 ()


晴れときどきお天気雨
 タイトル    晴れときどきお天気雨
 メーカー   ぱれっと
 発売日    2011年11月25日
 シナリオ   NYAON
 原画       くすくす
 音楽      BURTRON
 プレイ時期  2011年12月
 プレイ時間  30時間
 評点      83


続きを読む↓




◆普通のノベルゲームの分岐構造


 あるとき、とある男の子のことが好きな4人の女の娘がいました。
 しかし、男の子と付き合える女の娘はたったひとりです。
 この場合、どうなるでしょうか?

 ここで普通の恋愛ゲームだと、下の図のように共通部分のあとは分岐し、それぞれ独立したルートへ入ります。女の娘が4人いてもそれぞれ個別に主人公と結ばれるルートがあり、対象となるヒロイン以外は諦めるもしくは自然にフェードアウトします。『晴れときどきお天気雨』の同スタッフの前作『さくらシュトラッセ』が良い例です。



 通常のノベルゲームの分岐構造




◆晴れときどきお天気雨の分岐構造

 でもよくよく考えると、そんなうまくいくのは恋愛ゲームくらいであって……
 ひとりの男の子に恋する乙女が4人もいて、そう簡単に事が運ぶわけもなく……
 それが本作『晴れときどきお天気雨』です。
 本作の場合、分岐構造は下の図のようになります。



 晴れときどきお天気雨の分岐構造




 始めの4章まででヒロイン4人全員が主人公に対して好意を持っている状態。それから主人公がヒロインの好意に気づかないフリをして進んでいけばいくほど、ヒロインが本気で主人公のことを好きになっていって三角関係、四角関係の状態に……。好意を突きつけられても決して簡単に答えを出さない主人公がドロドロ具合を加速させます。メインのルートは途中からずっと晴れ間なく曇っていて、ときどき雨が降っているかのような……曇り時々どしゃ降りの状態。同スタッフの前々作『もしも明日が晴れならば』を思い出させる三角関係です。


◆分岐構造のメリット~三角関係~

 実際この三角関係自体はしっかりと描かれていて……それが5章~8章にかけてと水希ルート、なずなルート。

 香奈恵の恋を応援しないといけないのに自分の恋を諦めきれない幼馴染の水希。
 お兄ちゃんにずっと甘えていたい、他の女にお兄ちゃんを取られたくない、独占欲の強い妹のなずな。
 人の願いを叶えることが幸せ、ふられても主人公が幸せなら構わない、自己犠牲の塊の神様、香奈恵。
 絢音はそれほど絡んできませんが、諦めてはいません。

 ということで、なんともややこしい、そして面倒な関係になってしまいます。
 一番の修羅場は、仲が良さそうに見えた妹と幼馴染が本心むき出しにして「あなたのことがずっと邪魔だった」と罵り合うところでしょうか。
 好意から始まり、嫉妬や憎悪のような感情を余すところ無く振りまいていくキャラクターは人らしい心を持っていていいですね。こんな風にキャラクターが感情をぶつけてくるシナリオは個人的には大好きです。


◆分岐構造のデメリット~主人公の造形~

 ただし、この構造は損をしているところも多くて…………主人公のヘタレっぷりを存分に見せつけてしまうのがこの作品のなんとも可哀想なところ。最後のエンドに辿り着くまでに3人の女の娘を振り切って、さらにもうひとりの娘の失踪エンドまで見ないといけないというのが厳しい。そして主人公があるときは絢音のことを好きと良い、あるときは水希を、あるときはなずなを好きという……同じ時間軸上で物語が分岐してしまうものだから、主体性のない男になってしまって、ストーリーの山場でプレーヤーが乗り切れないという勿体ないことに。どのルートでも頑張るのは主人公ではなくヒロイン、最終ルートも未来を変えたのはゆみかであって主人公ではなかったのが少し残念なところです。


◆シナリオについて

 このように恋愛ゲームは、可愛い女の娘と恋愛してイチャイチャする楽しいものである反面、ひとたび調理方法を変えれば簡単に鬱屈した三角関係ものになります。本作の場合、三角関係を描くために、そして最終ルートの爽快感を出すために自らこの分岐構造を取ったのでしょう。単純なキャラクターの可愛さよりもシナリオを、恋愛そのものを。いや、恋愛というよりは恋愛に至るまでの過程でしょうか。各々が抱える問題を解消する……といえば恋愛ゲームのお決まりのように聞こえますが、その問題が「恋」であることがこの作品で重要なところです。

 友人のために、記憶喪失のフリをして、自分と主人公の恋を白紙に戻そうとした絢音。
 誰かを好きになったら誰かが不幸になる、疫病神の自分を恐れて恋愛感情を消し去った水希。
 好きな人を独占するために仮病を偽り、それを本当にして自ら病気を発症させるなずな。
 好きな人のために自分を犠牲にして失踪してしまう香奈恵。

 ヒロイン4人が4人ともその性格故の恋の問題を抱えてしまう個別ルートはテーマ的によくできていました。


◆一番良かったのは妹のなずな

 この中で、一番気に入っているのは妹のなずなルート。兄に甘える妹から兄と共に歩む恋人に変わる過程を描いた話がすばらしかった。
 妹キャラの兄離れというと厳密には違いますが、兄離れというテーマを描いた作品の中では一番好きです。本作は後述の「神様と願い事」がメインテーマですが、なずなルートの兄と妹の関係の変化もかなり力が入っていたのではないかと。どちらかというとこちらの方がうまくできていたし、実際私も好きだったりします。お兄ちゃんが好きで好きでたまらない、甘えたくてたまらない、そんななずなの感情が良く出ていました。絢音ルートや水希ルートに侵食してまでなずなという妹キャラを徹底的描いたのはすばらしい。


◆お天気雨、もとい、桜の花びら

 本作は神様と願い事という設定を上手に使っています。
 水希となずなは主人公のことを独占したいという願望を、願い事を叶えるあやかしという存在によって実現させ、絢音と香奈恵は、「神様は人の願いを叶えなければならない」という前提を崩せず、そのために気持ちを偽り自己犠牲に走ります。
 このうち、香奈恵の自己犠牲というのは、お天気雨に例えられています。香奈恵の笑顔のフリして実際は悲しみで満ちている状態、晴れたフリをして雨が降っているのはお天気雨そのものです。神様は人の願いを叶えるための存在。人の幸せこそが神様の幸せ。でも、神様の幸せは誰が願うのでしょうか?神様は幸せにはなれないのでしょうか?
 そうした神様故の縛りを打ち砕いていくのが香奈恵の娘のゆみかでした。母親を助けるために神通力を使って過去遡行。あくまで自分がそうしたいから、自分の願いを叶えるために神通力を使ったたった一人の神様です。私はこのゆみかこそが正しいのではないかと思います。はじめから自分がやりたいことをやりきったゆみかは、回り道をしていた他のヒロイン達よりも先に行っていたのではないでしょうか。

 ゆみかによって自己犠牲の呪縛から逃れた香奈恵は、最後の最後でようやっと天気雨が止みました。
 天気雨が止んで、代わりに願いが叶って桜の花びらが舞う、「晴れときどき桜の花びら」になった未来はとても幸せなものになったことでしょう。


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[2011.12.22(Thu) 23:51] 晴れときどきお天気雨Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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