私的名作ノベルゲー20選
2008年04月24日 (木)
5万Hit企画ということで私的名作ノベルゲー20選というのをやってみます。
私がやったことのあるゲームの中から特に好きなものを20作品選びました。
あえて、オススメするような出来のいいおもしろい作品ではなく、自分の中で思い入れのある大好きな作品から選びました。
20作といえば多そうに思えますが、実際タイトルを挙げていくと20では全然足りませんでした。
むしろ30くらい余裕でいってしまって困ったものです。
あまり多くあっても読む方が大変だと思うので20に設定しました。
たった20作ですが、本当に好きなものだけをチョイスできたかと思います。
一応、上の方に特別好きな作品を並べたりはしていますが、順番は適当です。
それでは、一つ一つコメントを添えて紹介していきましょう。
1. シンフォニック=レイン [工画堂スタジオ]
工画堂スタジオが贈るミュージックアクションアドベンチャーゲーム。
いつまでも雨が降り続ける街"ピオーヴァ"を舞台に繰り広げられる甘く切ない物語。魔導楽器"フォルテール"が奏でる音色に、ヒロインの歌声を載せて、物語は綴られていく―
私的最高傑作と言えるほど気に入っている作品。
そして本作は、テキスト・絵・音楽の3つから成るノベルゲームだからこそできたのではないだろうか。特に、故 岡崎律子が作曲した音楽は本当にすばらしい。総数10にも及ぶ歌の数々はどれもその歌詞に作品への想いが切に込められている。
私は今まで数多の作品をプレイしてきたが、これほどまでに心を揺れ動かされた作品は他に無い。この作品に出会えたこと、それは一つの奇跡なのではないかと今でも思う。
当サイトで一番にオススメする作品――シンフォニック=レイン
いつの日か必ずやってみて欲しい。
登場キャラクターの真意を知ったその時――あなたはこの作品にどんな想いを抱くだろうか?
公式サイト [メーカーHP]
2. Wind -a breath of heart- [minori]
"一人一人が少し変わった力を使える"そんな風の名を持つ街での「少年」と「少女」の物語。
一言で言うと、Wind は私の一つの理想。この作品には、世界観・キャラクター設定・ストーリー、私好みの設定がこの作品にはつまっていた。
ハーモニカの音色にさそわれて再会する幼馴染"鳴風みなも"
彼女の10分間にも亘る長い問い詰めから受けた衝撃は今でも忘れられない。
世界の枷に囚われてしまった少女"月代彩"
彼女のルートのラストで受けた感動は今でも忘れられない。
ただ全体を通してみると粗も見える。だがそれ以上に私の中でこの Wind は心に残る名作となっている。
想いは、遠く離れてても届くんだよ
そして想いを無くさない限り、また会えるの
届けたい、あなたに
伝えたい、この想い
そう、風に乗せて
公式サイト [ メーカーHP]
3. 月姫 [TYPE-MOON]
同人サークル"TYPE-MOON"が世に生み出した長編伝奇ノベル。システムやグラフィックの古さは何ともし難いが、そこに目をつぶればあとはシナリオに引き込まれること間違い無し。 奈須きのこによる独特のテキストと世界観は、好きな人には堪らないはず。
そしてこの月姫こそが、私がノベルゲーにどっぷり嵌り出し、シナリオゲーに走り出すきっかけとなった作品。ある意味自分の人生を変えた一作。この作品に出会ってなかったら、今とは違う自分であったことは間違いない。
そしてついに待望の月姫リメイクの発表が…。
これには期待せずにはいられない。
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4. Fate /stay night [TYPE-MOON]
月姫に続いて同じくTYPE-MOONより言わずと知れた名作。奈須きのこによる伝奇活劇ビジュアルノベル。月姫に続いて、これにも嵌った私はもう立派な信者(月厨)である。もう奈須きのこは天才と言わずにはいられない。
全シナリオを読むのに50時間以上はかかるが、シナリオの完成度は高く非常におもしろいので時間のある人はどうぞ。
公式サイト [ メーカーHP]
5. CROSS†CHANNEL [Flying Shine]
田中ロミオ(山田一)作の傑作ノベルゲー。
少しずつ謎が解けていくそのシナリオ構成はまさに神。
ノベルゲームという媒体を最大限に活かしている。
あまり多くは語れないが、それでもかなりおもしろい作品なのでやってみる価値はあり。
あと修正パッチは必須。これがないと…
『生きている人、いますか?』
に…
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6. ななついろ★ドロップス [ユニゾンシフト BLOSSOM].
ユニゾンシフトブロッサムが贈る"ななついろの初恋物語"。エロゲらしからぬ少女漫画テイストな雰囲気で進んでいくストーリーは、これ以上にない純愛もの。今ではすっかり有名になった"いとうのいぢ"原画によるグラフィックも温かな作品の雰囲気にぴったり。
また、私にしては珍しくこの中で唯一フルコンプしていない作品。あまりにも主人公(石蕗)とヒロイン(すもも)のカップリングが似合いすぎていたために、当時、他のヒロインのルートにいくことができなかった。そのくらい二人の初恋が心情とともに丁寧に描かれている。
純愛ものが好きな方にオススメ。
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7. さくらむすび [CUFFS]
トノイケダイスケと☆画野朗の
ライターのトノイケダイスケの丁寧な心理描写及び情景描写は秀逸で作品に深く引き込まれる。そのテキストに加えて淡い色調の☆画野朗の絵、ピアノ主体のBGMがが織り成す作品の雰囲気がなんとも心地よい。
そして最強のバカップルとなる紅葉ルートは、幼馴染の魅力がふんだんに出ていてこの作品が"妹ゲー"とは別に"幼馴染ゲー"と呼ばれるるほど。さらに友人の妹"可憐"もまた魅力的。この二人の言動で作中何度悶え死にそうになったことか…
"幼馴染好き"な人には是非ともやってもらいたい作品。
そして、"妹好き"な人はあえてやらないことを推奨。
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8. 遥かに仰ぎ、麗しの [PULLTOP]
とあるお嬢様学園"凰華女学院"に赴任してきた主人公"滝沢司"。そこは、世間から忘れ去られたような僻地に建つ上流階級のお嬢様のみが通うことを許された女学院であった。様々なタイプのお嬢様達に囲まれての教師生活が始まる―
この作品の良いところは魅力的なキャラクターとそれらのキャラクターが作る出す作品の雰囲気。個性豊かなヒロイン達と後述の主人公を気に入るかどうかが作品を楽しむ鍵。それらを気に入った私は最大限にこの作品を楽しめた。さらにそれぞれのヒロインと主人公を中心に進むストーリーもなかなかにおもしろく、まさに良作という言葉がふさわしい作品。
また、本作では、本校系を健速、分校系を丸谷秀人と二人のシナリオライターが担当。二人のライターがいるため、あちこちに設定の相違が見られるがそれはそれ。一つのゲームに二つの作品が入っていると考えれば問題はない。本校は本校の分校は分校の良さがそれぞれある。
因みに私が好きなのは本校ルート。
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9. モエかん [ケロQ]
モエかんというタイトルを聞けば、「萌えかん」と連想するかもしれない。ただし、本作では「萌え」というよりもむしろ「燃え」である。すなわちモエかんとは燃える漢「神埼貴広(主人公)」の略である。決して、萌えっ娘カンパニーの略だとかそういうことはないはず。そうですよね、ケロQさん?
そして、その内容は実にカオス。本当に何を狙っているのかよくわからない。頭から腕が生えているアンドロイドや空から金を降らすメイド、語尾が「でちゅ」の秘書、など個性豊かな萌え要素を持つキャラクター達が萌えっ娘島(勤務地)で迎えてくれる。
混沌としているモエかんシリーズではあるが、モエかんの「リニアルート」及び、モエカす(ファンディスク)の「Route of Kirisima」は珠玉の出来。
熱い戦闘シーン満載の
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10. narcissu [ステージ☆なな]
故ねこねこソフトのシナリオライター片岡ともが自身の同人サークル「ステージ☆なな」でネット上で無料公開した作品。
とあるカトリック系病院のホスピス。 その建物の通称「7F」と呼ばれるその場所には… 住人だけに受け継がれるルールがあるという―
7Fに関わる人達のヒューマンドラマ。
死とは何か?
去る者と残される者、それぞれがどのように生き、何を残すのか?
いろいろ考えさせられる作品。最後には、やって良かったと本当にそう思える話だった。
そして片岡とものテキストは非常に丁寧でうまい。この人の作ったゲームにはいつも感嘆させられる。
現在でもまだ無料で公開されているので、興味を持たれた方はぜひ1と2を合わせてどうぞ。
公式サイト [メーカーHP]
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11. Ever17 -the out of infinity- [KID]
打越鋼太郎による近未来海洋SFミステリー。
事故により、海洋テーマパーク「Lemu」に閉じ込められてしまった主人公達。そこから脱出するには?そして、事件の裏に隠れる真実とは?
随所に張り巡らされた伏線が神とも言える作品。全ての謎が明らかになっていく最終ルートには圧巻させられる。
これだけの設定をうまくまとめきった打越氏は流石としか言いようがない。
おそらくこのトリックを見破れる人はそうはいまい。
公式サイト [メーカーHP]
12. 僕と僕らの夏 [light]
ダムの底に沈むことになった田舎の町。数年ぶりに戻ってきた主人公は、昔、埋めたはずの宝物を仲間達とともに掘り返そうとする。
"僕"と"僕ら"の最後の夏が始まる―
"僕(主人公)"だけではなく"僕ら(ヒロイン・サブキャラ等)"の視点を加えて一つの物語を形作るザッピングシナリオの完成形。 それにシナリオライター"早狩武志"の丁寧な心情描写も合わさって、登場人物それぞれの物語がうまく描かれている。
少年少女の青春群像劇を描いた良作。
プレイするなら追加シナリオが挿入されている完全版がオススメ。
公式サイト [メーカーHP]
13. サナララ 〜SA・NA・RA・RA〜 [ねこねこソフト]
願いが一度だけ叶うというチャンスシステムのもとに繰り広げられる4つのエピソードから成るオムニバス作品。
温かなシナリオとその作品雰囲気はすばらしい。
さらに、絶妙のタイミングで流れるBGMと主題歌「春風」。
そして、第4章にてそのタイトルの真の意味を知った時には、ただただ感嘆せずにいられなかった。
『人生で一度だけ願いが叶うなら、あなたは何を望みますか?』
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14. 3days〜満ちてゆく刻の彼方で〜 [Lass]
「死」という運命を覆すため、同じ3日間を幾度となく繰り返すループサスペンスADV。
幼なじみ「藤見たまき」のラブラブモーニングコールから始まる3日間。1日目・2日目の穏やかな日常から一転、3日目の晩、ガラリと変わる周りの空気、そしてに唐突に訪れる「死」。3日目のグロとホラー要素はなかなかのもの。是非とも殺される瞬間の恐怖を味わって欲しい。グロ描写が苦手という方にもリミッターシステムが配備されており、表現が緩和されるので安心。
繰り返される3日間を無事生き残ることができた時、その先にあるものは?
ループから抜けて真実に辿り着くまでに、果たしてあなたは何回死ぬことになるのだろうか?
『3日では何も変えられない』けれど、『3日で叶う恋もある』
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15. こなたよりかなたまで [F&C]
シナリオライター"健速"の第1作目は、"生"と"死"をテーマに据えた感動作。健速氏の良いところは、主人公を含む各キャラクターの心情描写が巧いこと、それにユーザーが気に入る絶妙な主人公の造形であろう。それに加えて、作品で描こうとするテーマの良さもある。
不治の病に犯されていることが判明した主人公"遥彼方"。それでもいつもどおりの暮らしを続けようとしていた彼は、そこで不死の存在"クリス"と出会う。彼女と出会い、関わることで彼方は徐々に変わっていく―
『在りたいように在る、というのはとても難しい』
それは、生きるということはとても難しいということ…
これから死していく彼方は、はたして今をどう生きるのか?
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16. 腐り姫〜Euthanasia〜 [Liar]
義母・義妹・そして実妹との近親相姦を描いたインモラルホラー。
4日間をループして真相に近づいていくシナリオは、終盤の展開について意見は分かれるものの秀逸。少し難解なストーリーだが十分に読み応えはある。グラフィック・サウンドなどの演出も良くできていて、作品としての完成度は高い。
全体的に漂う退廃感、そして普通の妹とは一味違う最凶で最狂の最恐な妹"樹里"の狂気を感じてもらいたい作品。
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17. プリンセスうぃっちぃず [Lillian]
かんなぎれい&しげた のコンビがおくるテンション高めのドタバタ魔女っ娘コメディ。
今回のラインナップの中では唯一のコメディ系の作品。
完全にコメディに特化した学園編は、そのノリが受け入れられれば楽しいこと間違いなし。
さらにゲームパートも爽快なバトルに仕上がっていて、なかなかにおもしろい。
問題は一恋ルートがないことか?
あと、1/1、2/14、3/14、7/7、12/24には必ずプリっちを起動すること。
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18. D.C.〜ダ・カーポ〜 [CIRCUS]
曲芸商法でお馴染みのCIRCUSより、D.C.〜ダ・カーポ〜の初期版。
アニメ化されたりで今ではすっかり有名になった作品。
魅力的なキャラクターがたくさんいて、ギャルゲーの入門用としてはかなり適しているのではないだろうか。私もこれをやって一時期ギャルゲーはまっていたような…
この初期版以降キャラクターを追加したバージョンやファンディスク・続編など様々なものが発売されているD.C.シリーズではあるが、私としては製作スタッフの関係でこの初期版を推したい。
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19. はるのあしおと [minori]
minoriの演出の強さが存分に発揮されている作品。minoriはサウンドノベルの画面演出においてはトップクラスのメーカー。イベントCGを惜しむ事無くふんだんに使った画面演出はそうおいそれと追従できるメーカーはないだろう。
こう書くと演出だけの作品だと思われるかもしれないが、ノベルゲーには欠かせないシナリオもまたよくできている。鏡遊氏の手がけるゆづき・和シナリオはすばらしい。
ヒロインと主人公の内面の”成長”を丁寧に描いたシナリオにminori特有の演出が合わさったインタラクティブノベルをご堪能あれ。
また、新海誠の手がけるオープニングムービーは他のメーカーのものとは一線を画する出来。ムービーだけでも一度見てみてほしい。
公式サイト [メーカーHP]
20. 沙耶の歌 [NitroPlus]
『今まで見てきた世界が全く違うものに見えたらいったいどうなるだろうか?』
これは、ある日突然そうなってしまった人の物語。
人はその認識によって成り立っていて、結局はその人にとって見えるものが全てだということを暗に示している作品。
虚淵玄の作品の中でも一番まとまっていてきれいな作品ではないだろうか。
同じ虚淵作品の「Phantom」「ヴェドゴニア」「鬼哭街」などもオススメ。
公式サイト [メーカーHP]
終わりに
"私的名作エロゲ20選"いかがだったでしょうか?
メジャーなものからマイナーなものまでいろいろな作品があったかと思います。
私の趣味全開なラインナップですが、少しでも参考になれば幸いです。
COMMENT
by wizan
正直すぐにでもやりたいタイトルが3〜4本あります。オススメとあらば安心して?やれそうです。サークルのほうで企画した好きな○○10作、これノベルゲとすると7くらいまでは埋まるんですけど、その後埋めるべき3作がおもいつかない、アニメでも同様7まではすっきり埋まる、あの企画むずいです。
好きな○○10作 by udk
自分で企画しておきながら、結構10ちょうどに絞るのはきつかった覚えが…
どれを入れるか1日悩んでました。
結局、みんなどんな10作を選んだのでしょうかね?
今度、会うときが楽しみです。
どれを入れるか1日悩んでました。
結局、みんなどんな10作を選んだのでしょうかね?
今度、会うときが楽しみです。
by 仮井
1位の「シンフォニック=レイン」はちょっと…内容の評価云々ではなく、音ゲー要素が結構前面に押し出されているので、ノベルゲーという分類にはいまいち当て嵌まらないかと。
勿論、本文というか、テキスト部分ではノベルしていますが、それを言ったらRPGやらシミュレーションものでもノベルになってしまうモノが出てくるかと…。
勿論、本文というか、テキスト部分ではノベルしていますが、それを言ったらRPGやらシミュレーションものでもノベルになってしまうモノが出てくるかと…。
by udk
確かに、仮井さんの意見もわかります。
ただ、どこまでがノベルゲームでどこまでがそうでないというのはあると思います。
ゲームパートが入っているのは違うだとか、ノベル部分がメインなら多少はゲームパートが入っていても良い(私はこの考え)だとか…
それがどの程度までと決めるのは人それぞれなわけで…
さらに、その作品ではどちらがどの程度メインであるかというのも人それぞれなわけで…
私の場合、シンフォニック=レインについては音ゲーの要素がついたノベルゲーム(ノベル要素の強いゲーム)であると考えているので、今回ノベルゲーということにしました。
ただ、どこまでがノベルゲームでどこまでがそうでないというのはあると思います。
ゲームパートが入っているのは違うだとか、ノベル部分がメインなら多少はゲームパートが入っていても良い(私はこの考え)だとか…
それがどの程度までと決めるのは人それぞれなわけで…
さらに、その作品ではどちらがどの程度メインであるかというのも人それぞれなわけで…
私の場合、シンフォニック=レインについては音ゲーの要素がついたノベルゲーム(ノベル要素の強いゲーム)であると考えているので、今回ノベルゲーということにしました。






