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G線上の魔王 レビュー ~るーすぼーい~の魅力~ 

2008年06月07日 ()
 
G線上の魔王 通常版 タイトル    G線上の魔王
 メーカー   あかべぇそふとつぅ
 発売日     2008年5月29日
 シナリオ    るーすぼーい
 原画       有葉
 音楽       tiko-μ
 プレイ時期   2008年6月
 プレイ時間   約16時間
 評点       84



以下ネタバレ含みます

 
「車輪の国、向日葵の少女」「その横顔を見つめてしまう ~A profile」 「車輪の国、悠久の少年少女」に続く、シナリオライター”るーすぼーい”のあかべえそふとつぅ第4作目。 ジャンルは車輪の国と同様のヒューマンドラマADV。車輪で注目を集めたるーすぼーい氏の2年半ぶりとなる完全新作ということで大きく期待していた本作。

実際にプレイしてまず感じたのが、本作「G線上の魔王」も実にるーすぼーいらしい作品だったということ。「G線上の魔王」も彼の特徴が良く出ている作品だった。個別ルートは少し不満だが、メインルートだけなら良作の域となる作品だった。十分におもしろかったと思う。そこは見事期待に応えてくれたと言える。そこで今回は、G線上の魔王のシナリオライターである”るーすぼーい”の魅力を中心に話を進めていく。

るーすぼーい作品の魅力の一つとしてまずあげられるのは、”感動的な展開のヒューマンドラマ”である。るーすぼーい氏はストーリーに感動的なドラマを持ってくるのが非常にうまい。車輪もG線上も各ヒロインのエピソードごとに感動的な展開をしっかりもってきている。
だだ、そういう展開を作るのはうまいのだが、少々心情描写が唐突で、説得力に欠けることがあるのが良くないところ。せっかくの展開を活かしきれていないのは惜しい。本作でも2~4章のヒロインの個別ルートではもう少しがんばって欲しかった。サブルートにであるから仕方ないのかもしれないが、別にルートを作るのならもっとしっかり作って欲しい。

しかし、本作のメインルートとなる5章と特に最終章は本当に良かった。非常に良く書けていたと思う。最終章の登場人物のやり取り(ヒューマンドラマ)には感動した。
復讐者として目的を果たすため全てをかけて、それを成し遂げた魔王。彼の最後は実に良かった。彼は私の一番のお気に入りキャラでもある。そして、愛する女をかばった主人公と数年後に主人公を家族として迎え入れたハル。この最後のシーンには本当に感動した。
魔王と京介とハル、彼ら3人の織り成すヒューマンドラマは本当に良かったと思う。


もう一つ、るーすぼーい作品のの魅力としてあげられるのが、”偽りを真実と見せかける演出能力の高さ”である。るーすぼーい氏はプレイヤーをいかにして騙すか、ミスリードを誘ってプレイヤーの裏をかくのかというのをよく考えている。
本作だと魔王の正体と魔王の死。先に車輪をやっていたために、この手の展開がくることはわかっていたが、それでも楽しませてもらった。あまりこういった仕掛けを多用しすぎるのもどうかとも思うが、これも彼の作風ということでまあいいだろう。

ただ、魔王の正体という点でメインルートと個別ルートの整合性が取れてなかった点が気にかかる。各ヒロインの個別ルートに入ると魔王の存在が消えてしまうのは大きな矛盾点である。”魔王=京介”であるならそれでも構わないが、実際は”魔王=恭平”であった。あれだけ綿密な復讐計画を企てていた恭平がそう簡単に計画を中止することは考えられにくい。他にも細かな矛盾点はいくつかあるが、この矛盾点だけは無視できない(おそらくあとから無理やり他のヒロインの個別ルートを製作したのだろうが)。このストーリーの本筋に関わる矛盾点だけはなくして欲しかった。


以上、G線上の魔王をるーすぼーい氏の2つの魅力と関連付けて述べてきた。多少欠点も含まれている魅力ではあるが、そこは彼の今後の頑張りによって良くなることだろうと期待する。
るーすぼーい氏にはぜひ今後とも”叙述トリック”を活かした感動的な”ヒューマンドラマ”作品を製作してもらいたい。

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[2008.06.07(Sat) 10:57] G線上の魔王Trackback(0) | Comments(2)
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COMMENT

はじめまして by NOB
「るーすぼーい」氏を検索していたら、たまたまこちらを知りました。
私も氏の作品を気に入っております。
「G線」の魔王と京介の関係ですが、私は5章以外は魔王=京介で、TRUE ENDとして魔王=恭平という解釈をしました。
ストーリーの冒頭では「多重人格」なのか?と思わせる展開ですが、実際に魔王≠京介が発覚するのはハルの章でしたよね?
冒頭の母親の写真の件で、バックに「恭平」らしき人物が写っていたので、「伏線」?と思いつつゲームを進めてましたが、ハルの章以外ではその伏線はまったく意味を成さないものとなっており、多重人格でカタがつけられなくもないと私は感じました・・・。
そのように考えると、udkさんの感じられた非整合性も納得できるかな?と・・・。
単純な私はそのように解釈しました。
・・・甘いですかね?(^^;

失礼しましたー。

はじめまして by ニケ
G線上の魔王のファンブックにるーすぼーいさんのインタビュー記事に載ってましたが、個別ルートは京介=魔王らしいです、ぶっちゃけるーすぼーいさんもそんなにこだわってないようです

個別ルートはパラレルワールドのイメージだってさ

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COMMENT

「るーすぼーい」氏を検索していたら、たまたまこちらを知りました。
私も氏の作品を気に入っております。
「G線」の魔王と京介の関係ですが、私は5章以外は魔王=京介で、TRUE ENDとして魔王=恭平という解釈をしました。
ストーリーの冒頭では「多重人格」なのか?と思わせる展開ですが、実際に魔王≠京介が発覚するのはハルの章でしたよね?
冒頭の母親の写真の件で、バックに「恭平」らしき人物が写っていたので、「伏線」?と思いつつゲームを進めてましたが、ハルの章以外ではその伏線はまったく意味を成さないものとなっており、多重人格でカタがつけられなくもないと私は感じました・・・。
そのように考えると、udkさんの感じられた非整合性も納得できるかな?と・・・。
単純な私はそのように解釈しました。
・・・甘いですかね?(^^;

失礼しましたー。
[ 2008.09.05(Fri) 01:04] URL | NOB #wr80fq92 | EDIT |

G線上の魔王のファンブックにるーすぼーいさんのインタビュー記事に載ってましたが、個別ルートは京介=魔王らしいです、ぶっちゃけるーすぼーいさんもそんなにこだわってないようです

個別ルートはパラレルワールドのイメージだってさ
[ 2010.05.06(Thu) 22:14] URL | ニケ #- | EDIT |

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