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音楽で作品を選ぶこと ~BGM買いの是非~ 

2012年03月15日 ()


◆ノベルゲームと音楽

 ノベルゲームを構成する要素にはテキスト・グラフィック・プログラム等様々なものがあり、その中に音楽(BGM)がある。ノベルゲームではシナリオに目を向けがちだが、BGMもまたゲームを構成する重要な要素である。BGMはゲーム起動中、ほぼずっと流れ続けるものであり、BGMの選択によって作品の印象は大きく変わる。演出的に上手く使えば読み手の感動を誘うことも、心情を増幅することも可能である。BGMは目には見えないがその役割は大きい。


◆BGM語りの難しさ

 しかし、BGMそのものの善し悪しを計ることはシナリオのそれよりも難しい。さらに自分が感じた善し悪しを人に伝えることはもっと難しい。
 私にはそうすることの知識も経験も足りない。ノベルゲーム(主に美少女ゲーム)の制作に参加している作曲家のうち、誰がどういう風に良いのか、それを語ることすら十分にできない。かつてこのブログのレビューでシナリオ/グラフィック/音楽/システムのように要素別にコメントをつけていたこともあるが、あれはなかなか難しかった。どうしても書くことが少ない作品が出てきて、言葉を濁すことになってしまう。音楽に関する知識・言葉をほとんど持たない私には個別に言及できるほどの能力が足りなかったのだ。




◆BGMが好きな作品 ~さくらむすび~

 そんな私であるが、なんとなくBGMが良かった/好きだと感じた作品はある。そのひとつがCUFFSの『さくらむすび』。
 さくらむすびのBGMはピアノ主体で構成されていて、落ち着いた心地よい音楽となっている。それは冬の日の冷たさの中に確かにある温かさをうまく表現しており、作品の雰囲気にマッチしている。そして物語の山場で流れる明るく日の光に満ちたBGMは春の日への旅立ちを思わせる。さくらむすびには音声がないため、作品内の音は全てBGMとなり、BGMと表示されるテキストと絵が作品の空気を支配している。BGMが作品の空気を作るとはこのことだろう――
 BGMが好きな作品であってもこの程度のことしか言えない/曲自身よりも作品との調和・使い方についてしか述べられないのだが、『さくらむすび』のBGMが良いと感じたことは事実だ。ならば、この『さくらむすび』のBGMを担当している安瀬聖の他の作品でも同様のBGMの良さが期待できるのでは? 以前に読んだ同じく安瀬聖がBGMを担当している『ワンコとリリー(CUFFS)』のBGMもなかなか良かった。ということは他の作品も……?


◆BGM買いの例 ~Purely~

 ……という流れで見つけたのが安瀬聖がBGMを担当している『Purely~その狭い青空を見上げて~(RUNE)』である。BGM買いという私の中で今までにないことをやってしまったわけだが、たまにはこんな無茶をやることもいいだろう。いつもとは違った観点でやれるはずだ。
 実際やってみてBGMがどうだったかと言うと……BGM単体で見るととても良い。どういう風に良いのかはうまく語れないが、こんな感じのBGMは私の好みだ。タイトル画面で流れるメインテーマの「broadleaves」が特にすばらしい。ゲームが終わった後もサントラをよく流している。
 そのBGMを作品に組み込んだ結果は概ね良好だった。温泉街の穏やかな雰囲気と秋の情感が良く出ていたように思う。けれど、一部使い方は少々問題だった。山場にて壮大なBGMが空気をつり上げているのと、そのBGMが頻繁に流れるためにメリハリがつかなくなっている。PurelyのBGMは全体的に個が強く、統一感が低いのでその傾向が強かった。
 原因としては制作側のBGM発注および使用方法だろう。素材としてのBGMをどう活かすかは制作次第だ。ゲーム制作の中でBGMの担当というと演出・スクリプトもしくはディレクターあたりの人になるのだろうか。表には名前が出てきにくいのでわかりにくい部分である。しかし、その目に見えない人達がゲームのクオリティを大きく左右することは確かだ。Purelyではそれを思い知った。BGMをどう活かすか、今のところ、それがうまいのは片岡ともやKeyなんかじゃないかと思っている。



◆BGM買いの是非

 音楽(BGMの担当)で作品を選ぶこと、それ自体は悪くない。ただし、その音楽を活かすか殺すかは制作の人達にかかっている。BGMの作曲者と制作ブランドの音楽担当がうまく噛み合っているのがわかる時、音楽で作品を選ぶことは成立するのだろう。










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[2012.03.15(Thu) 23:01] ノベルゲーコラムTrackback(0) | Comments(0)
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