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腐り姫~euthanasia~ レビュー 

2007年04月11日 ()

腐り姫 Amazonへのリンクタイトル   腐り姫~euthanasia~  
メーカー   Liar Soft  
発売日    2002年2月8日
シナリオ   星空めてお
原画     中村哲也
音楽     雑音工房NOISE
プレイ時期  2007年4月
プレイ時間  約10時間
評点      87




シナリオ

 父親と妹が心中し、記憶喪失の主人公は、失った妹に瓜二つの少女、蔵女と出会う。蔵女は人の願いを叶え、その代わりにその者を腐らせて赤い雪とする。それはその地に伝わる腐り姫の伝承のようであった。主人公は4日間を繰り返し、少しずつ記憶を取り戻し真相に気づいていく。


 ループによって、少しずつ全体像が明らかになっていく様はすばらしいものでした。また、ループものなのに繰り返しで重複される文章が一切なかったのはよかったです。終盤になって展開ががらりと変わりますがそれはそれでよかったと思います。

 この作品は、何よりも全体的に漂う退廃感が良いです。4日目の最後、世界が赤い雪に覆われていくBADENDは印象的で素敵でした。中でも「赤い婚礼」「腐爛」の各シーンは気に入っています。各登場人物が腐り落ちる時の寂寥感、そして腐り落ちた後の喪失感はよく表されていたと思います。
 そして、腐り姫の「人の願望を叶えて腐らせる」というものは、まさに副題の"euthanasia(安楽死)"でしょう。自分の欲望を満たして死ぬこの死に方は、ある意味、幸せなのではないでしょうか。

 また本作は、近親相姦をメインテーマとして描いています。義母・義妹・そして実妹と関係を結ぶのですが、中でも実妹こと"樹里"があまりに強烈でした。兄への愛情が非常に深く偏屈で、兄との間柄を邪魔する者は全て排除するという執着心は凄まじいものでした。いわゆるヤンデレです。また珍しく、実妹でありながらエロシーンもあり、それもかなり濃厚なものでした。

 しかし、本作をプレイしいて一つ気になることがありました。画面上のところどころに出没する樹里はいったい何を表しているのかということです。主人公の心の中の樹里を表していたのでしょうか。それとも、蔵女が樹里に見えていたということでしょうか。私が読んだ限りではいまいちわかりませんでした。




グラフィック

 グラフィックに関しては、田舎の風情がモノクロのキャラ絵や背景などで良く出ていました。背景を固定しておいてその中にその都度、登場人物の絵を書いていく手法は斬新です。この手法だと画面構成が主人公の視点ではなく客観的な構図となるので、イベントCGを使わずに情景を表せます。立ち絵は登場人物の表情を表すのに用いて、普段はこのようにしてキャラクターの位置や状態を視覚的に表すと非常にわかりやすいのではないかと思います。
 この手法はなかなかおもしろいので、是非とも他の作品にも使ってみてほしいところです。




サウンド

 サウンドの出来はよかったです。BGMが非常に良く作品の雰囲気と合っていて、聞き入ってしまうほどでした。
 また、ボイスはパートボイスでだったのですが、必要のない場面ではボイスを入れず、要所の適切な場面でボイスが挿入されていたので非常に効果的でフルボイスのゲームよりも快適なくらいでした。




その他、システムなど

 腐り姫には「記憶を失う」というコマンドがあります。通常のゲームなら一度セーブしたところからは好きなように分岐できますが、腐り姫では、クリア後にまた途中から始めるといった行為ができません。別ルートにいくためには、一度「記憶を失う」を選択してセーブデータを消去しなければなりません。このゲームシステムがなかなかユニークでした。

 また、このゲームの解像度は640×480なので、ディスプレイが1280×1024の解像度だとフルスクリーンにすると画面の両端が切れるというトラブルが発生しました。
 BGMはCD-DA再生。CD-DA特有のボーナストラックが非常におもしろいです。
 あと、盲点やクリア後の狐の嫁入りは、作品の雰囲気をぶち壊すのでできれば入れて欲しくなかったです。




総評

 義母・義妹・そして実妹との近親相姦を描いたインモラルホラー。
 4日間をループして真相に近づいていくシナリオは、終盤の展開について意見は分かれるものの秀逸。少し難解なストーリーですが十分に読み応えはあります。グラフィック・サウンドなどの演出も良くできていて、作品としての完成度は高いです。
 全体的に漂う退廃感、そして普通の妹とは一味違う最凶の妹"樹里"の狂気を感じてもらいたい作品です。



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[2007.04.11(Wed) 19:00] 腐り姫Trackback(0) | Comments(0)
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