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プレイヤー=傍観者の図式を加速させるeden*の演出 

2009年10月11日 ()

 ノベルゲームでは通常、語り手(主人公)の視点で物語が進んでいきます。主人公=プレイヤーの図式となる作品が多く、そのため、語り手から見た情景が画面に映し出されることとなります。いわゆる現行の立ち絵演出に多く見られる画面構成です。


 通常の立ち絵演出
           ↑ 通常の立ち絵演出


 ですが最近では主人公に個性を持たせ、主人公≠プレイヤーとする作品も増えてきています。すなわちプレイヤーはただの物語の傍観者となる作品ですね。
 そんな中、プレイヤー=傍観者の図式をさらに加速させているのがminoriの新作「eden*」の演出です。ノベルゲームでは通常「一枚絵パート」と「立ち絵パート」の2つの表現方法が用いられています。eden*では、その2つよって生じる画面構成の切り替えによるずれをなくそうという試みがなされています。その試みの1つが下のような画面構成。


 edenの後ろ姿付きの演出
              ↑ eden*の演出


 普通のノベルゲームだったら主人公の目線で主人公と会話している人物の立ち絵だけを表示させるのですが、eden*では主人公の後ろ姿の立ち絵も表示させています。語り手の視点とはまた別の第三者の視点(カメラ視点)です。このような画面構成(カメラ視点)のシーンが随所に見られ、主人公がプレイヤーから独立しているように見えます。一応補足しておきますと、主人公目線の画面構成もある程度はあります。ですがeden*の場合、画面の中に主人公が映っている画面構成の割合が従来の作品よりも多いです。
 このようにして、eden*ではプレイヤー=傍観者の図式が強くなっていました。

 またこうしてカメラワークを絶えず変化させることで、立ち絵パートを立ち絵パートと意識させないようにしていました。その結果、立ち絵と一枚絵の切り替えをあまり感じず、スムーズに物語を読み進めることができるようになっていました。映画などの映像作品を見ているのに近かったですね。
 「一枚絵パート」と「立ち絵パート」、長らくノベルゲームを構成していた2つの画面構成の境界がなくなる時がついに来たようです。


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[2009.10.11(Sun) 03:51] ノベルゲーコラムTrackback(0) | Comments(2)
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COMMENT

by 神奈水樹(後輩)
minoriは、ef等でもシナリオの書き方が第三者視点でしたしね。
あの作品はだからこそ複数視点の展開が美しかったなと。
勿論他の要素もありますが。

このメーカーさんは主人公≠プレイヤーという表現方法にこだわってるような気がします。
勿論良い意味で。

主観的表現で使える細かな"細かな心理描写"ができない方法ですし、
その文如何にそれを他の部分で表現できるかですね。

個人的には、この第三者の表現方法は、minoriの綺麗な世界観にはぴったりかなと。



by udk
 最近のminoriの映像的演出もいいんですが、実は”細かな心理描写”がどんどん削られているのがちょっと寂しいなぁとも思っています。はるのあしおとの時のような”細かな心理描写”もまた見てみたいなぁと思っていたり。

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minoriは、ef等でもシナリオの書き方が第三者視点でしたしね。
あの作品はだからこそ複数視点の展開が美しかったなと。
勿論他の要素もありますが。

このメーカーさんは主人公≠プレイヤーという表現方法にこだわってるような気がします。
勿論良い意味で。

主観的表現で使える細かな"細かな心理描写"ができない方法ですし、
その文如何にそれを他の部分で表現できるかですね。

個人的には、この第三者の表現方法は、minoriの綺麗な世界観にはぴったりかなと。


[ 2009.10.11(Sun) 04:29] URL | 神奈水樹(後輩) #- | EDIT |

 最近のminoriの映像的演出もいいんですが、実は”細かな心理描写”がどんどん削られているのがちょっと寂しいなぁとも思っています。はるのあしおとの時のような”細かな心理描写”もまた見てみたいなぁと思っていたり。
[ 2009.10.11(Sun) 05:23] URL | udk #QsgttT26 | EDIT |

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